全バイオーム周遊環状線建設計画、その最終日の記録です。
進軍
開闢
達観
始点
灯火
この後、環状線をぐるっと一周した。推定の総延長はおおよそ40km~50km程度で、時速28kmのトロッコは1時間半ほどかけてゆっくりと全バイオーム53種類を巡る。
本当に終わるもんだなあ。
遺灰
終点
地歩
おわりに
ここで引用されるために存在しているかのようなお誂え向きのアフリカの諺として、「早く行きたいなら一人で行け、遠くへ行きたいならみんなで行け」というものがある。では"速く"行きたい場合はどうすればいいのかというと、目標を指示するだけ指示しておいて、個々人に銘々勝手にやらせるのがよい!一連の監督作業を通じてそう学ばされた。
そうだ、監督作業だ。私はマインクラフトをやっていたはずなのだが、みんなも当然マインクラフトをやりに来ているので、工程の中に身を置きながらも自分が楽しむために気ままに動きやがり、"指導者"であるところの私の役目は資材や作業の調整、そして人月の重い労働集約型の作業を乗り越えるためのリーダーシップの発揮に限定されていた。
そして、それでよかったと思っている。みんなきっと楽しかっただろう。それに、高度な自主性を各々が発揮してくれたおかげで全ての作業が並列で進み、10時間と少しでエンドの開発を完了し、10日と少しで山手線の全周を越える長さの鉄路を敷設することができた。なにせちょっとブラマイ目当てに地下に潜っている間に生産設備が完成していたりするのだ。私は結局一度もネザーのモブを倒さなかったし、エンドシティにも行かなかった。どんどん、不随意に!発展していく"私の"拠点を眺めるのは楽しかった。
明確に行く先を提示することはした。だからこそ団結できたし、当初の予定通り、短いスパンで集中的に遊び、共同作業を楽しむことができた。だが行き方についてはどうだっていいのだ。もともと地上に道はない。我々はそこに足跡を残すことができた。後を歩く人は少ないだろうが、いつかこの道のりを振り返ることもできるだろう。無軌道に足踏みをするのでもなく、かといって私に、誰かに、工期に隷従するままに進んだのでもなく、我々自身が、自由に、楽しんで残したものであるからこそ。
セーブデータ
のべ2.93GBのセーブデータはここ。冒険の時間が本当に取得できるのかどうか試してみてほしい、我々は試していないので。おまけとして、深夜3時から為された完工後の試走をそのままキャプチャした低画質低音質無ノイキャン無編集動画(声の出演: 良性腫瘍、オルディン市民、メタリックはんぺん、ノーン)が入っています。